薬品管理支援システム

薬品管理支援システム IASO

長岡技術科学大学では、薬品管理を各種法律に法り適正に行い、事件、事故の防止、環境の保全、教職員および学生等の安全を確保することを目的に「薬品管理支援システム IASO R5」(開発:東北緑化環境保全株式会社)を平成21年度から全学運用し、令和4年3月9日に「IASO R7」に、令和7年3月5日に「IASO R7.6」にバージョンアップして運用中です。このR7.6へのバージョンアップと法令改正に伴い、IASO の運用ルールが大幅に変更になります。その徹底のため薬品ビン貼付用ラベルシールの2種「リスクアセスメント対象化学物質」と「使用前後IASO処理と作業記録」を福祉・職員係から各研究室に配布します。

IASO R7を利用するには、下記のアドレスにアクセスしてください。

平成28年11月22日より、リスクアセスメント対象物質を登録する際に注意喚起を促すメッセージが表示されるようになりました。
リスクアセスメント対象物質を取り扱う方は、以下のページを参照して必ずリスクアセスメント結果を熟読し対策を立ててから使用してください。
なお、リットル、キログラム単位以上の対象物質を使用する研究室は、記載されているURLにアクセスし、各研究室でリスクアセスメントを実施ください。

更新履歴

2025年7月18日

ラベルシール配布用の専用フォームを設置

2025年5月13日

IASO R7.6へのバージョンアップ運用変更に伴う更新

2023年11月13日

Q&A(IASOについてよくある質問)を別ページに移行

2023年2月1日

各系システム管理者一覧グループID割り振りなどの記述更新

2022年3月9日

IASO R7へのバージョンアップに伴う記載の変更

2021年12月14日

IASOR7マニュアル掲載

2017年12月22日

システム管理者の業務について保管場所の変更方法について追記したPDFファイル更新

2017年12月7日

前文を改訂し、化学物質リスクアセスメントへのリンクを追加

2017年2月23日

Q&A「20. IASO R6.4」などにリスクアセスメント関連機能について追記

2017年2月22日

Q&Aに「21.薬品の使用期限」と「22.棚卸機能」追加

目次

1. 薬品管理支援システム「IASO 」マニュアル

IASOの各種マニュアル[PDF]を必要に応じてダウンロードし、参照してください。

IASO R7

説明資料 (2025年5月更新)

IASO R7.6 作業記録入力フォームについて(2025年5月更新)

IASO R7 変更点

USBシリアルケーブル、天秤、ブラウザ

薬品の登録、使用履歴の登録、バーコードラベルの印刷

PCブラウザ設定マニュアル(Chrome、Firefox、Win版Edge、Mac版Safari)

電子天秤設定マニュアル(島津、メトラー、ザルトリウス、A&D)接続

サーバーで管理されているデータベースから毒劇法、消防法、などの集計、在庫や使用量などのリスト化。機能権限と閲覧権に応じて、研究室、系、全学での集計が可能です。

薬品保管場所の変更、薬品マスタへの追加登録等。
ごく一部については学生を除く全教職員がアクセス権を有していますが、基本的には管理者だけが実行できる機能です。

[IASO R7] システム管理者用設定等(一般利用者には不要)

IASO R7 Manual

Check-out "chemicals", Print Barcode Label

Database of Chemicals, Law

IASO R6時代の 参考情報

Q&A「22. 棚卸機能」参照のこと。この棚卸マニュアルは、技大IASOシステムの設定等による相違点、表示されない項目や注意点などについて上記IASOマニュアル該当部分に書き込みを加えたものです(2017年2月22日追加)。

Q&A「20. IASO R6.4の変更点」参照のこと。実際に操作した画面キャプチャが主です(2017年2月23日追加)。

Q&A「20. IASO R6.4の変更点」参照のこと。販売代理店による資料(2016年10月追加)。

2. システムの概要

本システムは、薬品ビンの1本1本に管理用番号(バーコード)をつけ、各研究室で「いつ」、「誰が」、「どこの」、「何を」、「どれだけ」使ったかを記録するものです。薬品の登録、持出/返却登録、廃棄薬品登録など日常業務はすべてブラウザ上で行えます。また、管理用バーコードラベルも印刷可能です。薬品情報や在庫状況、SDS(旧MSDS)もワンボタンで一発表示できます。

Chrome、Firefox、Edge、Safariなどのブラウザが使用できる、学内LANに接続したWindows、Macなどのパソコンがあれば利用できます。 必要に応じてバーコードリーダーや電子天秤を準備ください。ブラウザのポップアップは許可してください。バーコードリーダーはUSB接続で、推奨はユニテック・ジャパン社MS250とします。電子天秤のPC連動機能は島津、メトラー、ザルトリウス、A&D(エー・アンド・ディ)の機種で利用可能で、0.1g未満の分解能機種を推奨します。

(1)薬品の登録(入庫登録)

購入薬品や既存薬品の登録は薬品ラベルのバーコードを読み込めば薬品データが表示されます。バーコードの数字を手入力でも対応可能です。あとは、保管場所などを入力し、管理用バーコードラベルを貼るだけです。

(2)使用履歴の記録(持出・返却)

薬品の持出時の作業は下図の通りです。返却時も同様の操作を行います。

薬品の持出時の作業図

(3)薬品情報、在庫状況、SDS(旧MSDS)等の表示

薬品情報、在庫状況、SDS(旧MSDS)等の表示が行えます。また、随時PRTR法、毒劇法、消防法、などの集計が可能です。

注意事項

  1. 単位管理での薬品登録は、薬品登録と開封処理の2ステップがあります。開封時には、開封処理を行ってください。
  2. 空ビン処理を忘れてしまうことが多いので注意してください。

アクセス方法

IASO R7 を利用するには、下記のアドレスにアクセスしてください。
http://iaso.nagaokaut.ac.jp/iasor7/

「戻る」「進む」ボタンの使用禁止:ブラウザの標準機能として「戻る」と「進む」は、IASOでページ間の整合性がとれなくなる可能性があります。
ブラウザの「戻る」「進む」ボタンによってページ移動があった場合のデータの正当性は保証しかねますので、ご使用はなるべく控えるようにお願いします。

ブラウザのポップアップブロック(広告非表示)をされているとIASOが正常に機能しませんのでiaso.nagaokaut.ac.jpを除外指定してください。
集計一覧結果や選択サブフォームとしてポップアップした別ウィンドウが表示される場合があります。既にポップアップした別ウィンドウが存在すると新たに開くことはできませんので、新たな作業を始める前に閉じていただくようお願いします。

同時アクセス数

CHEMICAL MANAGER、DATA MANAGER、MAINTENANCE MANAGERで共通して同時アクセス数は4となりました。

  1. タイムアウト:使用中、アクセスをまったく行わなくなってから20分後、自動的にタイムアウトとなり「ログイン」画面へ戻ります。

    上記の通り同時アクセス数に制限があるため、必要な処理が終了したら、自動タイムアウトを待たずに速やかにログアウトしてくださるようお願いします

  2. ログアウト:パスワード画面からログイン後、どのページにも「ログアウト」が表示されています。ユーザー数制限のため、必要な作業が終了したらブラウザを終了したりタブやウインドウを閉じたりせずに「ログアウト」するようお願いします。

    同時アクセスするユーザー数の超過などによりIASOが利用できない場合、化学物質使用記録管理簿をダウンロードして印刷したものに記入するなどして薬品の重量等を記録管理し、後日IASOでの持ち出しや返却処理時に、実際に使用した日時等の必要な情報を備考欄に記入してください。

システム動作環境

Chrome、Firefox、Edge、Safariなどのブラウザが使用できる、学内LANに接続したWindows、Macなどのパソコンがあれば利用できます。
必要に応じてバーコードリーダーや電子天秤を準備ください。ブラウザのポップアップは許可してください。バーコードリーダーはUSB接続で、推奨はユニテック・ジャパン社MS250とします。電子天秤のPC連動機能は島津、メトラー、ザルトリウス、A&D(エー・アンド・デイ)の機種で利用可能で、0.1g未満の分解能機種を推奨します。

3. 薬品管理方針

本学での薬品管理を2025年3月5日より、以下のように変更します。
DATA MANAGER の在庫リストから法規検索で、下記の表のオレンジ文字色・背景の法規制に該当する薬品ビンに「使用前後IASO処理と作業記録」のラベルシールを、水色文字色・背景の薬品ビンに「リスクアセスメント対象化学物質」ラベルシールを貼付する。また対象薬品で重量管理および返却時に作業記録を入力し、リスクアセスメントを実施する。

重量管理

持出および返却時に風袋込重量を入力(天秤&キーボード)

単位管理

持出および返却時に重量入力無し

法規制 重量管理 単位管理
毒劇物取締法/特定毒物  
毒劇物取締法/毒物  
毒劇物取締法/劇物  
労働安全衛生法/特化則 特別管理物質  
労働安全衛生法/特化則 第38条の17,18,19  
労働安全衛生法/安衛則 第577条の2(がん原性物質)  
労働安全衛生法/強度の変異原性が認められた物質  
労働安全衛生法/第57条の2(SDS交付義務)=リスクアセスメント対象化学物質  
労働安全衛生法/特化則第一種  
労働安全衛生法/特化則第二種  
労働安全衛生法/特化則第三種  
労働安全衛生法/有機則第一種  
労働安全衛生法/有機則第二種  
労働安全衛生法/有機則第三種  
労働安全衛生法/鉛中毒予防規則    〇 
消防法/第一類  
消防法/第二類  
消防法/第三類  
消防法/第四類  
消防法/第五類  
消防法/第六類  
PRTR/特定第1種指定化学物質  
PRTR/第1種指定化学物質  
PRTR/第2種指定化学物質  
化審法/第一種特定化学物質  
化審法/第二種特定化学物質  
麻薬及び向精神薬取締法  
国際規制物質  
一般試薬  

黄色ハイライト使用前後にIASO処理と作業記録

水色ハイライトリスクアセスメント対象物質 

※ラベルシールは福祉・職員係から配布しますので、専用フォームからお申込みください。

4. 権限パターン

本学のIASO R7は、以下のような権限パターンとなっています。

Chemical Manager 機能

持出・返却
  • 教職員
  • 学生
  • 薬品DB追加
薬品登録
  • 教職員
  • 学生
  • 薬品DB追加
保管場所変更、一括変更
  • 教職員
  • 学生
  • 薬品DB追加
棚卸し入力
  • 教職員
  • 学生
  • 薬品DB追加
廃棄薬品登録
  • 教職員
  • 薬品DB追加
バーコード印刷(バーコード-TypeR、バーコード-TypeS)
  • 管理者
  • 事務局
  • 教職員
  • 学生
  • 薬品DB追加
バーコード印刷(薬品バーコード)
  • 管理者
  • 事務局
  • 教職員
  • 薬品DB追加

Data Manager 機能

在庫リスト
  • 管理者
  • 事務局
  • 教職員
  • 学生
  • 薬品DB追加
使用量集計リスト(法規、使用目的、ユーザー)
  • 管理者
  • 事務局
  • 教職員
 
指定数量計算
  • 管理者
  • 事務局
  • 教職員
薬品履歴リスト
  • 管理者
  • 事務局
  • 教職員
  • 学生
  • 薬品DB追加
棚卸しリスト
  • 管理者
  • 事務局
  • 教職員
  • 薬品DB追加
使用期限リスト
  • 管理者
  • 事務局
  • 教職員
入庫薬品/空ビン薬品リスト
  • 管理者
  • 事務局
  • 教職員
  • 薬品DB追加
PRTRリスト(購入量、排出/移動量、在庫量)
  • 管理者
  • 事務局
  • 教職員
廃棄薬品リスト
  • 管理者
  • 事務局
  • 教職員
発注処理(発注点リスト、発注メモ作成、発注履歴)
  • 管理者
  • 事務局
  • 教職員
作業記録
  • 管理者
  • 事務局

 

Maintenance Manager 機能

マスタメンテナンス(グループ-グループマスタ、グループカテゴリマスタ、使用権設定)
  • 管理者
マスタメンテナンス(グループ-グループ専用使用目的)
  • 教職員
マスタメンテナンス(グループ-グループ情報)
  • 管理者
  • 事務局
  • 教職員
マスタメンテナンス(ユーザー-ユーザーマスタ)
  • 管理者
  • 事務局
マスタメンテナンス(ユーザー-権限パターン)
  • 管理者
  • 事務局
  • 教職員
マスタメンテナンス(保管場所マスタ、薬品マスタ、メーカーマスタ、規格マスタ)
  • 管理者
  • 事務局
  • 教職員
  • 薬品DB追加
マスタメンテナンス(法規マスタ、法規マスタ、シンボルマスタ、保存方法マスタ、廃棄区分マスタ)
  • 管理者
  • 事務局
  • 教職員
マスタメンテナンス(ディーラーマスタ、使用目的マスタ)
  • 管理者
  • 事務局
  • 教職員
  • 薬品DB追加
マスタメンテナンス(排出/移動分類マスタ)
  • 管理者
  • 事務局
マスタメンテナンス(発注点設定、マスタ申請検索)
  • 教職員
リスト(薬品履歴リスト、エクスポート)
  • 管理者
  • 教職員
  • 薬品DB追加
棚卸し処理(棚卸し対象選択)
  • 教職員
  • 薬品DB追加
棚卸し処理(棚卸状況)
  • 管理者
システムメンテナンス(履歴削除、必須項目設定)
  • 管理者
システムメンテナンス(メッセージ、マスタ申請状況、ログイン状況)
  • 管理者
  • 事務局

5. 利用申請について

IASOを初めて利用する場合は利用申請を行い、グループIDを取得する必要があります。グループIDの取得にあたっては、「利用申請書」に必要事項をご記入の上、所属のシステム管理者に提出ください。

【使用許可申請にあたっての注意】

  1. 薬品保管場所は、かならず3階層で登録します。
  2. 薬品保管場所としての危険物貯蔵庫は、申告の有無に関わらず設定します。

6. 各系システム管理者一覧(薬品管理支援システム運用ワーキンググループ)

主査

前川 博史 教授
物質生物系

サーバ管理者

本間 剛 教授
物質生物系

本システムに関しては、所属系(組織)の担当者へお問い合わせください。技術科学イノベーション系は兼任系の担当者へお問い合わせください。担当者がおかれていない系は統括管理者(iasokonomi.nagaokaut.ac.jp)へお問い合わせください。

機械系

溝尻 瑞枝 准教授
管理者

機械系

吉田 昌弘 技術職員
管理者

電気電子情報系

田中 久仁彦 教授
管理者

電気電子情報系

玉山 泰宏 准教授
管理者

物質生物系

小杉 健一朗 技術専門職員
統括管理者

物質生物系

高柳 充寛 技術専門職員
統括管理者

環境社会基盤系

渡利 高大 准教授
管理者

量子原子力系

DO THI MAI DUNG 助教
管理者

基盤共通教育系

山口 勇気 講師
管理者

7. グループID割り振り

グループIDはアルファベット3文字固定で、下記ルールに従ってシステム管理者が割り振ります。

一回割り振られたグループIDは異動や組織改編があっても原則そのままとします。

グループID

グループ名

A**

機械系

B**

電気電子情報系

C**

物質生物系(旧物質材料工学専攻)

D**

環境社会基盤系

E**

物質生物系(旧生物機能工学専攻)

F**

情報・経営システム系

G**

システム安全系

H**

基盤共通教育系

I**

量子原子力系

J**

予備

K**

分析計測センター

L**

センターの予備

M**

センターの予備

T**

学生サークル等

RSI

施設課

ZIM

事務局

8. 危険物貯蔵庫への搬入・搬出について

危険物貯蔵庫への搬入・搬出は、薬品管理支援システムIASOへの入力が必要です。危険物貯蔵庫利用マニュアルに従って操作画面を印刷の上、産学連携・研究推進課、研究支援係(内線9281)に連絡をしてください。

9. 退職、転職等に伴う薬品の引継ぎについて

薬品の引継ぎにあたっては、「薬品管理支援システム使用権設定変更願(化学物質等引継ぎ確認書)」に必要事項をご記入の上、所属のシステム管理者に提出ください。

10.システム管理者向け資料

システム管理者向けの資料を下記に掲載しましたのでご利用ください。

11.関連サイトリンク集

SDSを提供するサイト

12. Q&A(IASOについてよくある質問)